2025年5月の活動指針 「1日2世帯以上の(エアコン)アプローチ」を合言葉に‥
気象庁の長期予報によると今夏は昨年のような暑さは期待できないようです。とはいえ「夏は暑い」のは当り前のことです。そして家電業界では来月から夏商戦の最盛期に突入します。夏商戦の主力商品はエアコンと冷蔵庫、特にエアコンは地域家電店にとっては年間を通じて売上構成比がもっとも高い商品です。そしてその売上高は6月からの4ヶ月に集中します。別の表現をするとこの4ヶ月のエアコンの売上実績が年間の業績を直接影響することになります。しかし個々の地域家電店の多くは年間の販売台数は漸減傾向が見られます。「今年こそ!!」の決意のもと、今月は目標を掲げてのアプローチ活動を強化したいものです。
◆買替え年数が長く、買替えは「故障」が増加
内閣府の「消費動向調査」(毎月実施)の3月調査では毎年、耐久消費財の買替え実態を調べ発表しています。2025年3月分がこのほど、明かにされました。その中から「エアコンを買替えた消費者」の買替え年数と買替え理由の中から「故障」とした構成比を示したのが添付グラフです。注意が必要なのは買替え実績をまとめたもので「買替えられていない」数値は含まれていないということです。
その前提に立ってみても直近10年間で買替え年数は着実に伸び、また故障を理由として買替えた購入者の構成比が高くなっていることです。商品の耐久性が向上したとともに、「故障しなければ買替えない」といった傾向が強まりつつあることの証左ともいえます。
さらに地域家電店の顧客は高齢者の構成比が高いことに目を向けることも必要です。かつて子供部屋として使用された所は空き部屋となり、エアコンは買替えられない(故障していない)可能性が高いことも考慮する必要があります。買替え対象が減っていることを意味します。

◆「早期販売」では通販店、量販店の攻勢が‥
エアコンは暖房機として使用する世帯が増加、それとともに暖房シーズンでの季節指数も年々、高くなりつつあります。とはいえ「早期販売」という言葉が残っている通り、最盛期は盛夏というのが実態です。今年、早期販売では通販店、量販店が先行しているのは事実です。代表的な通販店のj社では「昨年モデルだからお買い得」を売り物に積極的な宣伝戦を展開しています。一般的に通販店は「待ち」の商売であるのに対してj社はテレビや折込みチラシ等を併用しての「メディアミックス戦略」を展開中です。「昨年モデル」を理由にした大幅値引きに加えて期間を限定しての下取り特典、工事費特典を積極的にアピールしています。量販店も展示陳列を重視しつつ宣伝活動を強化しています。地域家電店が得意のはずの早期販売でも後れをとっているのが現状です。
暑い夏が期待できないという長期予報が当たるか否かは不明ですが、いずれにしても漸減傾向にある地域家電店がエアコン売上実績を回復するには先月のこの欄に記した「努力売上」を伸ばす以外に道はありません。
◆「1日2世帯以上のアプローチ」の実践を‥
5月はGWの連休から始まる活動設計が難しい月です。それでも今月の活動の質と質が夏商戦全体の成果を左右することは間違いありません。地域家電店にとって新春~春の閑散期が終り多忙な時期に入りますが、今月は「早期契約」「早期取付」を稼ぎつつ、その先の見込み創造活動を展開します。
具体的にはエアコンのみで男性陣1人当り「1日2世帯以上のアプローチ」を提唱します。稼働日数が20日間とすると5月のみで40世帯以上のアプローチが可能になります。そして9月の終戦処理時には「過去最高の売上台数だった」と勝利の美酒に酔いたいものです。

