2025年3月の重点活動 新しい発想で取り組みたい3月の活動

年間を通じて売上不振に見舞われるニッパチ、その2月を終え3月の商戦が始まります。家電量販店の店頭を覗くと春商戦の真っ只中。独り立ち・入進学需要を獲得すべく数点の家電品をまとめてのセット購入を勧める店員の姿があちこちで見られます。空気清浄機の品揃えも充実しています。残念ながら地域家電店とは無関係に近い春商戦ですが、3月は最低でも損益分岐点売上高を確保に向けて能動的な活動を展開したいものです。

◆洗濯機は台数・金額とも伸びたが…

関連工業会がまとめた1月の家電品(民生用電気機器・電子機器)の出荷統計見るとエアコンが対前年同月比で数量(台数)は8.5%、金額は10.0%の伸びになっています。次いで洗濯機もそれぞれ5.6%増、9.8%増と好調でした。ところが白物家電のもう一本の柱の冷蔵庫はそれぞれ3.1%減、4.4%減と、洗濯機の善戦を帳消しすることになりました。ビジュアル商品の中核、テレビは低空飛行が続いています。台数では5.4%減の335千台にとどまり、年間需要450万台がほぼ定着した状態です。
実金額を見るとエアコンが460億円と家電品の中でトップ、そして他の3商品のテレビ、冷蔵庫、洗濯機は260億円から290億円と肩を並べることになっています(出荷金額)。

消費需要にブレーキがかかっている中での春商戦です。同時にメーカーによりエアコンの「取引き条件が大きく変わる」「非常に厳しくなった」といったことも伝えられています。対応するためには他の商品と同様に実販=仕入にせざるを得ません。ところが季節商品のやっかいなところ、最盛期には品不足・品切れが発生しがちだということです。回避のためには早期に仕入て最盛期に売り支払うといったエアコン商法を転換することが求められるということです。
出荷統計を見ると1月には全国ベースでは真冬の1月でも550千台、460億円の仕入が発生しています。この時期は出荷≒実販と考えられます。消費者は寒い中でもエアコンを購入しているのです。3月はエアコンの夏の需要にに向けての従来活動の見込み発掘は当然の活動です。併行して変わった仕入条件に合わせて当月の実販にも昨年までの2倍、3倍の努力が必要です。

◆「大型テレビ」とエアコンに着目したい

3月にまず注力したい商品が「大型テレビ」です。確かにテレビはかつてのリーディング商品の座をエアコンに明け渡しました。しかし、グラフで見るように不振なのは「中小型テレビ」で「大型テレビ」は伸び、そして構成比は着実に高くなっています。このグラフにはありませんが50~59型の構成比は28.0%、60型以上が11.6%、合せると約40%が50型以上のテレビが占めているのです。そしてグラフで見るように50型以上は伸びているのです。家電量販店のテレビ売り場は「大型テレビ」売り場です。ここから学ぶことです。
そしてエアコンは取引き条件の変更を好機と考え、「早期販売」を止めます(先月の「早期取組み」の記事は訂正します)。暖房機として消費者の生活に定着してから長い年月が経過しつつも依然として夏の売上構成比が高いのも事実です。「早期販売」という言葉を止め、消費者の使用実態に合わせて「年中商品」に変えることチャレンジする3月の活動にしましょう